経絡診治

主に脈診により患者の状態を診断することを経絡診断検査法、これに基づいて経穴に濾紙に薬を染み込ませたもの(貼薬)を貼ることで治療することを経絡貼薬治療法といい、このような診療体系を経絡診治と言います。広島の十河孝博先生が創生されました。

経絡診治の体系の中核となるのが, 経絡解剖学。中枢や臓器と経穴との対応が出来上がっているので, 西洋医学的な考え方で病態を表現することが出来ます。

各種の病態に対して方剤や生薬がどのように作用するかを明らかにしていくのが, 経絡現象学的薬理学。現代医学の薬を経絡現象の観点から解析することも, 重要な役割の一つと考えています。