風熱の侵入
このページは, 既に経絡診断検査を診療で実践されており, しかも経絡現象の研究をされているという方に向けて, 最近の管理人の考え方を書いています。
風熱とは, 花粉や黄砂のような外邪のことで, 魚際S・足三里Nで表現します。
風熱の侵入の診断には, 魚際S・足三里Nの後に, 経絡や臓器を付けて風熱の侵入を判定したり, カウントして定量します。
風熱の侵入の診断には, 魚際S・足三里Nの後に, 経絡や臓器を付けて風熱の侵入を判定したり, カウントして定量します。
風熱の侵入の全体的把握
全体的に, 花粉 (風熱) が入っているかどうかを診断する方法には, 次のようなものがあります。
A. 魚際S・足三里N・太谿S・後谿S (N>S)
B. 魚際S・足三里N (N>S)
C. 魚際S・足三里N・腕骨S・太谿S (N>S)
D. 魚際S・足三里N・肺d (N>S)
肺d とはENRACで言う, 肺経 (TxI) の「d点」のことです。
ENRAC では, 手指, 趾, 脊髄下端, だけでなく, 脳のレベルを表す用語として「d点 」という言葉を使います。各経脈 (ENRACではラインといいます) のd点は手指の腹にあり, 次のように配列しています。
これらの検査法は, 鋭敏度が異なっていて,
D>C>B>A の順です。
つまり, [肺]を使った検査が最も鋭敏です。